アジア・アウトリーチ・AR214
東アジア・キリスト青年大会
アルファ・ジャパン代表、東北中央教会牧師、拡大宣教学院学院長
永井信義
2016 年新年早々、香港で1 月5 日〜 8 日に開催された東アジア・キリスト青年大会に 参加、また、奉仕する機会に恵まれました。この大会は通称「Three Together」と呼ば れ、韓国、中国、日本の東アジアに位置する三国のキリスト者、それも青年たちが集まり、 お互いを理解し、これからの宣教にどのように取り組んでいくのかを考え、協力に向けて 歩むことを目標にしています。
今回は6 回目の大会で、これまで韓国、日本を会場に開かれてきましたが、はじめて中国語圏での開催 となりました。香港からの参加者もありましたが、中国の家の教会などから、全体の三分の一を占めるほどの青年たちが集い ました。これまで現地にでも行かないかぎり、中国のクリスチャンたちとの交わることはあまりないので、新鮮、かつ、三国の 協力による世界宣教へ向けた期待を感じる時となりました。
さて、この大会の中で一つのハイライトとなったのは、“Hong Kong Night”とプログラム上呼ばれていましたが、 1月7 日(木)の、日本のため、日本人の救いのための祈り会です。アジア・アウトリーチ香港を中心に、日本宣教に関わ る教会の協力によって持たれました。
参加者はOMF 香港オフィスでの夕食後、地元のAbundantLife Church を会場に集い、特に香港に在住する日本人 約22,000 人の救いのために熱い祈りがささげられました。この祈り会に大会参加者(約100 人)の約2 倍の香港のクリスチャ ンたちが参加されたことは、香港での日本宣教への興味の高さを示すものだと感じました。
この集会の中で、主講師のアジア・アウトリーチ香港ディレクターのジェームズ・チャック師によって、香港在住の日本人約 22,000 人は宣教がなされていないグループ(参考までにですが、他にも4 つの民族がいる)に属すること、日本人に福音 を伝えることは香港の教会に与えられている使命のひとつであることが力強く語られました。
その他、アルファ香港や地元の牧師たちとの個人的な交わりの中でも、日本の教会と協力して宣教の働きを進めていきたい という願いが伝わって来ていることは、今後の宣教のあり方を考え、実践していく上で欠かすことができない視点が示されて いると思います。グローバル化が進む現代社会では、国内でも海外でも宣教は周辺諸国の教会や宣教団体との連携など、より 広い協力関係が求められるということです。そして、そのためには、さらにお互いを理解し、さまざまなレベルでの関係を深 めていく必要があります。今後のこの大会の歩みと成長を心から応援したいと思います。
中国の姉妹(左)は、日本人が戦時中どれほど中国人を傷つけたかを教えられてき たので、多くの中国大陸の中国人の心の中に憎しみを形作ってきたか、しかし、 神様が彼女の心を癒し、日本人に福音を伝える情熱さえも与えてくださったことを証しした。
香港から日本へ送られた宣教師(左)が、神の召しを受け、日本へ出かける準備をする中 で直面したチャレンジ、さらにどのように神様がすべてを整え、ご自身のみこころとみ力を 現わされたかを証しした。
アジア・アウトリーチ
アジア・アウトリーチ・ジャパン・・・アジア・リポート No.214
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JANUARY - MARCH 2016.