アジア・アウトリーチ・AR215
「香港における日本人への伝道
AO 香港スタッフ・「在住日本人への伝道」担当 内田泰男兄の紹介
上田勇矢
今回の旅で大変お世話になった内田さんを皆さんに紹介いたします。彼は今年3 月7 日に正式にAO 香港ス タッフとして「在住日本人への伝道」担当として任職されました。内田さんは2004 年香港人の女性(現在の奥様) と出会い、結婚。翌年には長女が誕生しましたが、奥さんのたっての希望で香港に移住することになり、香港の 会社に転職、香港在住日本人としての人生が始まりました。ところが、常に速さ を求められる職場のストレスに加え、国際結婚の夫婦間の問題、親族、友人がいない香港での生活の孤独感から躁う つ病を患ってしまわれ、1 カ月入院。その病気のために仕事を転々とする日々でした。
そんな中、マンションの隣室のクリスチャンの方が教会に誘って下さり、家族で教会に行くようになりました。 2006 年、奥さんのお友達のいる別の教会に移り1 年すると、内田さんだけが教会に通うようになりました。そこで 出会った方と毎週の聖書の学びをし、礼拝メッセージで養われ、2009 年、信仰告白されました。その後、ある日本 人クリスチャンのご主人が経営する日本語学校で教える仕事を2014 年まで続け、2013 年、家族の将来の救いを願っ て、自宅近くの教会で洗礼を受けられました。ある日本人クリスチャンのご主人が経営する日本語学校で教える仕事 を2014 年まで続けました。そこでも、毎週1 回ランチを共にしながら交わりをし、信仰を分かち合ってくれた兄 弟などから、神の愛をたくさん受けて今に至ります。その中で、「お金のためだけでなく、主のために働きたい」と いう願いが与えられました。2015 年AO 香港オフィスで「日本人のために祈る祈り会」を訪れた際、この情熱を分 かち合うと、AO 香港主事ジェームズ師との面談の機会へとつながり、祈りが積まれた末、2016 年1 月、2 月に公 の集会で証しの時が与えられました。そして、2 月誕生日をきっかけに退職、3 月7 日にAO 香港スタッフとして 正式に認められました。
内田さんは、自分が海外に来て、ストレスによって苦しんだ経験から、それがクリスチャンであるなしに関わらず、 自分と同じように苦しむ人たちの救いのために特別な情熱を持っておられます。そんな彼の最大の願いは「まず家族 が救われること」です。ぜひ、主に仕えることを選んだ内田さんの決断を通して、ご家族が祝福を受けられるように、 AO 香港を通しての働きが用いられるようにお祈りください。また、今年9 月末に10 日間程、日本の教会を回って の証しによるデピュテーションが検討されています。心に迫る方がありましたら、AOJ を通じて支援献金が可能で す。指定献金としてお捧げください。
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アジア・アウトリーチ・ジャパン・・・アジア・リポート No.215
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APRIL - JUNE 2016.