カンボジアにおける社会の希望を発展させるプロジェクト（CHD プロジェクト）の今年の目標は、地域に根差し た成熟した教会が新しい教会を生みだす教会となるために成熟していくことだ。新しく信者となった人々が教会の生 活と働きに協力する者とされ、彼らが牧師の下で適切な世話を受けるために、AOC は教会リーダーたちに研修の場 を設けている。
　ミニストリーの具体的な内容は、異なった年代、性別、また民族の必要に合うために６か月かけて制作された。例 えば、婦人たちを励ますための聖書と健康の学び会には60 名もの女性参加者があった。このうち５名はさらなる 学びを受けるためにシエム・リアップというところで、国内の女性リーダーの下で研修を受けた。CHD の働きの中 でもう一つ特に注目すべき働きは、日曜学校教師の育成である。今回の働きにおいては26 名もの日曜学校教師が新 たに育成された。最後に、40 名の牧師やリーダーたちは教会開拓のための研修を受けた。
　私たちは、カンボジアのクリスチャンたちが必要なものをすべて満たしてくださる神に目を注いでほしいと願って いる。そのために、外国からの経済的援助、人材的援助に依存することがないように研修内容を考えている。

ホーン・ポアンさんのあかし

　私は、イエス様を信じて２年になります。私は2014 年プレイベンで行われたAO カンボジア主催のクリスマス祝会 においてイエス様を信じて受け入れました。私がキリストに従うようになったのは、AO カンボジアと協力して働く村の クリスチャンたちが、貧しい人々を助けるために働いていたのを見たからです。この様子が私の心に触れました。牧師 たちは具体的な助けをくださって、持っているものを分かちあってくださいました。彼らが持っている愛は神からのもの であることに気が付きました。
　私はプレイベン地方にあるタメン村に暮らしています。私には４人の子どもがおり、夫は農夫として働いています。夫 は私が教会に行くことを嫌がっていますが、牧師たちの祈りやAO カンボジアのチームが訪問してくださることによっ て、夫の考えは少しずつ変わってきており、イエスについてもっと聞きたいと願っています。私は、村の全員が福音を聞 いてイエスを信じるようになってほしいと願い、祈っています。AO カンボジアとその協力者たちが地域の教会を援助し、 地域教会が自分のミニストリーを展開できるために整えてくださることを祈っています。私はどのような状況の中でも、 イエスに従うことを堅く決心しています。