アジア・アウトリーチ・AR220

「キリストの打ち傷によって
 私はいやされた」

AO マレーシア ベトナム現地スタッフ:マリー・ニュグエン

 私はベトナムの宣教地でキリストのしもべとして働いているマリー・ニュグエンです。私を含めた12 名の現地ス タッフはAO マレーシアと2010 年から協力してきました。私は1991 年にイエスを救い主として受け入れ、過去 19 年間にわたって子ども伝道を通して主に仕えてきました。私と主人は二人でホーチンミン市の教会の主任牧師で す。

 救われて26 年経ちました。様々な病気からのいやしについてメディアやラジオを通して聞いていました。私は喘 息とB 型肝炎を長年患っていました。たくさん祈っていただき、私も自分のいやしを信じて祈り求めていましたが、 いやしを経験することはできませんでした。2011 年に息子を出産して病状は治るどころか悪くなる一方でした。鼻 の状態も悪くなり、ポリープができてしまいました。数多くの医者から助けや治療や薬をいただきましたが効果があ りませんでした。ベトナムの伝統的な薬から中国の漢方まで考えられる方法はすべて試しました。友だちの助言で治 療を受けるためにアメリカにも行きました。
 どのお医者さんも同じことを言っていました。私は薬を生涯にわたって使用していかなければならないということ でした。私は非常に戸惑い、お医者さんたちが言われることを認めたくありませんでした。6 年もの間安眠ができて いませんでした。それは毎晩のように咳が出て、のどを詰まらせているものを頻繁に吐き出さなければならなかった からです。ベッドに横になって寝てしまうと症状が悪化するので、座って寝なければなりませんでした。
 私の家族は大変心配していました。地方で使われている伝統的な薬や、健康によい食べ物について助言してくれま した。夜ごとの喘息の症状のために主人と別々に寝なければなりませんでした。それは私の咳のせいで主人の眠りが 妨げられ、日中に疲れてしまうからです。しかし、私たちの住まいは小さく空いている部屋がなかったので、私は寝 室から離れているキッチンで寝て、家族が夜に起きないようにしていました。
 数多くのクルセードにも参加して、少なくとも7 名の賜物のある講師に祈っていただきましたがいやされること はありませんでした。いやされることがなければ生きていくことが難しいと考え、天に迎え入れてほしいとまで主に 祈ったことがありました。寝られない夜を過ごしていくことに疲れ果てていたからです。
 もしかしたら神様からのいやしを妨げている何かが自分の中にあるかもしれないと考えました。主に告白していな い罪があるのではないか。いやされることはまだ主の時ではないかもしれないとも思いました。
 昨年の11 月です。私は重く風邪をひいてしまい寝込んでいましたが、そこへ教会の信者さんがお見舞いに来てく ださいました。そして次のように話してくださいました。「この本をあなたに渡すようにと主に言われました。本の ページをコピーして持ってこようと思っていました。来る途中で本屋さんの前を通りましたが、なぜかわかりません が本屋さんに入ることにしました。最初にコピーして渡そうと思っていた本をその本屋さんで見つけたので、買って あなたに差し上げることにしたのです。」私は彼女に感謝して本を受け取りましたが、その時は読む気力がまったく なかったので横に置きました。
 次の日に体調が少し回復していたのでその本を見てみようと思いました。本はT.L. オズボーン師の「病人のいやし」 でした。この本を繰り返し何回も読みました。そして以前は気づいていなかったあることに気が付いたのです。本に は次のように書いてありました。「主イエスが打たれて十字架に付けられたのが2000 年以上も前の出来事です。こ れが意味することは、すでに2000 年以上も前にキリストが我々をいやしてくださったということです。我々はキリ ストのお名前によるいやしを自分のものとして宣言するときにいやしが与えられます。」
 これを読んだ朝にキリストがすでに十字架によって私に与えてくださっているいやしを宣言しました。私の友人が つくってくれた薬草スープを飲んだ後に私は「ナザレのイエス、主イエスの御名によっていやしが私の上にある・・・ 彼のうち傷によって私はいやされた」と宣言したのでした。
 いつもよりも少なく咳をしていることや体調が回復していることに気が付きました。その夜は6 年ぶりにひどい 咳をしないまま朝まで眠ることができたのです。次の朝に目覚めて夜を振り返る中で、私は完全にいやされたことを 自覚しました。主を賛美いたします!主は完全な方であり、私の喘息や鼻のポリープをいやしてくださったことを 信じました。主は十字架上で「完了した」と言われました。これを言われた同じ日に、私が患っていた病をもいやして くださったのです。主の十字架での死の意味をはっきりと悟り、その身代わりの死は私の罪だけでなく病のためでも あったことを悟りました。イエス様の打ち傷によって私はいやされたのです。



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アジア・アウトリーチ・ジャパン・・・アジア・リポート No.220

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JULY - SEPTEMBER 2017.